名古屋出入国在留管理局で収容中だったスリランカ人のウィシュマ・サンダマリさん(当時33)が死亡した問題で、名古屋地検は17日、当時の局長ら職員13人について不起訴処分(嫌疑なし)とし、発表した。遺族はこれを不服として検察審査会に申し立てる意向だ。
13人は殺人や保護責任者遺棄致死の疑いで告訴・告発されるなどしていた。地検は業務上過失致死など他の容疑でも捜査したが、いずれも刑事責任は問えないと判断した。ウィシュマさんの死亡を巡る捜査はこれで終結した。
地検は不起訴の理由について、「捜査を尽くしたが、死因や死亡に至る具体的な経緯を特定できなかった」などと説明した。
この日はウィシュマさんの妹…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル